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アルコール性肝障害とは?|南部厚生病院 (春日部市)


アルコール性肝障害は長期間にわたる飲酒が原因で引き起こされる、さまざまな肝臓の病気の総称です。
脂肪肝・アルコール性肝炎・アルコール性肝線維症・アルコール性肝硬変・アルコール性肝がんなどが
代表的な病気です。
肝臓は、食べ物の栄養を処理したり、体に有害な物質を分解したりする大切な臓器です。
アルコールを飲み続けることで肝臓に負担が蓄積すると、肝細胞が傷つき、さまざまな障害が生じます。

症状は?

アルコール性肝障害は、初期には自覚症状が少ない病気です。
そのため、健康診断の血液検査で異常を指摘されて見つかることも少なくありません。

進行すると、次のような症状が現れることがあります。
✅ 疲れやすい
✅ 食欲低下
✅ 吐き気
✅ 体がだるい
✅ 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
✅ お腹が張る(腹部膨満感)
✅ 足のむくみ

アルコール性肝障害の主な種類

脂肪肝
肝臓に脂肪がたまった状態です。早期であれば禁酒により改善が期待できます。

アルコール性肝炎
肝臓に強い炎症が起きた状態です。重症化すると命に関わることがあります。

肝硬変
肝臓が硬く変化し、正常な働きができなくなった状態です。
進行すると、腹水・黄疸・出血傾向・肝不全・肝がんなどを引き起こすことがあります。

原因は?

主な原因は継続的な過度の飲酒です。

ただし、飲酒量だけでなく、
✅ 飲酒期間
✅ 体質
✅ 栄養状態
✅ 肥満
✅ 糖尿病
なども発症に関係すると考えられています。

放置するとどうなる?

アルコール性肝障害を放置すると、肝臓の障害が徐々に進行し、肝硬変や肝不全へ進行することがあります。

さらに進行すると、
✅ 腹水(お腹に水がたまる)
✅ 黄疸
✅ 出血しやすくなる
✅ 意識障害(肝性脳症)
✅ 食道静脈瘤破裂による吐血
✅ 肝がん
など、命に関わる状態を引き起こすことがあります。

早期発見・早期治療が大切です。

検 査 は ?

当院では、以下の検査を行い診断します。
✅ 血液検査
✅ 腹部超音波(エコー)検査
✅ CT検査
✅ 必要に応じた追加検査

治療方法

アルコール性肝障害の治療で最も重要なのは「禁酒」です。
飲酒を中止することで、肝臓への負担を減らし、病状の改善が期待できます。

しかし実際には、
✅ 「飲酒習慣を急にやめられない」
✅ 「仕事や付き合いで飲酒の機会が多い」
✅ 「やめようと思っても続かない」
など、禁酒に悩まれる方も少なくありません。

減酒という考え方

近年では、患者さんの状況に応じて、まず飲酒量を減らす「減酒」という考え方も取り入れられるようになっています。

減酒とは、
✅ 飲酒回数を減らす
✅ 飲酒量を減らす
✅ 休肝日を設ける
など、無理のない形で飲酒習慣の改善を目指す方法です。

特に、いきなり完全な禁酒が難しい場合には、
『減酒』をきっかけとして肝臓への負担軽減につなげることが期待されます。

ただし、病状によっては完全な禁酒が必要となる場合もあるため、医師と相談しながら治療を進めることが重要です。