グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  部門紹介 >  診療技術部 >  リハビリテーション部

リハビリテーション部


リハビリテーション部は、現在理学療法士38名・作業療法士19名・言語聴覚士6名と助手1名の計64名のスタッフが所属しています。(2023年7月1日現在)
【部長 渡邊 彰】
リハビリテーションとは、病気や怪我で障害をもたれた方を、再び適した状態にすること、つまり障害を負った上下肢・体感機能や言語障害などをできる限り回復させ、また代償機能を身につけることで日常生活を自立できるようにすることを目標としています。
理学療法(PT) 障害のある人の機能回復を図り、回復を促すため運動療法・歩行訓練・日常生活訓練などを組み合わせる、内容的には基本動作訓練(起き上がり・立ち上がり・座位バランス・立位バランス)筋力強化訓練・関節可動域訓練・心肺機能訓練など。
作業療法(OT) 身体あるいは精神機能の改善すること、日常生活の自立、社会復帰に必要な諸機能の回復を促すため、応用動作能力・社会的適応能力の回復訓練等を行う。具体的には日常動作訓練(食事・整容・排泄・更衣・入浴)家事動作・趣味活動など、実際の作業を通じて、諸機能の回復。高次脳訓練・手指巧緻性・自助具作成など。
言語聴覚療法(ST) 言語、摂食嚥下機能の回復を促すため、失語症・構音障害・言語発達障害にたいして 各種の言語療法・嚥下訓練などを行う。

訓練場面

積極的に病棟でのリハも行い、ご家族や他部門との情報共有も円滑化し、よりスムーズに在宅復帰できるように支援しています。
直接的に食事・整容・更衣・排泄・入浴動作などのADLや家事動作(調理、掃除、洗濯)などの生活関連動作の練習も行っています。

立位・歩行訓練

リハ室では、鏡・平行棒・アンウェイシステム・免荷式歩行器等を積極的に使用した訓練を実施しています。
リハ室以外でも、患者様の主な病棟生活スペースにおいても、退院後を想定した実用的な移動訓練を行っています。


食事訓練

患者さんの食事時間にもリハスタッフが関わり、食事動作・整容動作の評価・動作指導を行っています。
食事動作では、患者様の座位姿勢や耐久性、上肢機能や食堂までの移動などの関わりを行っています。
また、言語聴覚士や看護師など他部門と連携を取り、嚥下評価・訓練、食形態の検討を行っています。

嚥下訓練


食べ物が飲み込みにくい、ムセやすい、食べられない等、食べることに困難がある方に対して、食べるための器官を動かす訓練、食べる姿勢や方法、食べる物の形の調整等を行い、安全な栄養の摂取ができるようにリハを行っています。
 食事の形態は、当院では細かいきざみ食やゼリー食などもあり、その方に適した形態や、姿勢や介助の方法などを提供しています。退院の時には自宅での食事についてST、また栄養士が栄養や作り方について相談に応じています。

更衣訓練


当院では、病前自宅で行っていた着替えを、病院でも朝・夕に習慣化して行い、生活リズムの改善を目指しています。
更衣動作を通して、実用的な起き上がり・立ち上がり・立位動作などの身体機能の向上や、実際の動作を行う事で、退院後の生活動作の獲得を目指しています。

入浴動作訓練


当院の大きな特徴として、機械浴と一般浴の個人浴に加えて、半機械浴のパンジー浴があります。
半機械浴であるパンジー浴を使用し、早期から入浴動作の評価・練習を行い、生活の習慣化、身体機能の向上、QOLの向上を図っています。また、一般浴である個人浴を用いて退院後の入浴環境を考慮した入浴動作の評価・練習も行っています。

高次脳機能訓練

当院では高次脳機能障害を有する患者さんの日常生活や退院後の社会生活に及ぼす影響を最小限に抑え、生活の質をより高められるように患者さん個々の生活に則した訓練を多職種で連携して行っています。

主な評価スケール
・HDS-R ・線分二等分 ・TMT-A,B  ・かな拾いテスト
・三宅式記銘力検査  ・コース立方体組み合わせテスト
など

コミュニケーション訓練


言葉がうまく発音できない、名前が出てこない、聞いたことが理解しにくい、文字が読めない、書けない等、コミュニケーションでの困難を生じた方に対してのリハを行っています。ご本人への訓練だけでなくご家族にコミュニケーションをとる時に、どのような方法が良いか、気を付けるポイント、などについてもアドバイスさせて頂き、よりスムーズにコミュニケーションが図れるよう援助させて頂きます。

外出・外泊訓練

在宅復帰を目指し、退院後の生活を想定した院内でのリハビリを提供する中で、必要に応じて試験的に自宅への外出・外泊を行い、訓練として実際の自宅での生活動作の練習・確認を行ってもらっています。

外出・外泊の様子をご家族様にも確認・共有してもらい、リハビリ内容に活かすだけでなく、ご家族様に向けた、介護の方法や環境調整のアイデアを適宜提案しています。

家屋調査

外出・外泊だけでなく、退院後の生活に不安を抱える方を対象に、担当のセラピスト、ソーシャルワーカー、Nsと連携をとり、一緒に自宅訪問し、導線の確認や手すり等の住宅改修、福祉用具の利用などのアドバイスを行っています。

また、その際に院外のケアマネージャー、福祉用具の業者などの退院後の生活に関わる方々とも相談し、連携を取って退院後の生活に向けて支援しています。

訪問リハビリテーション

当院を退院した方が、実際の在宅生活の場面で、その人らしい生活を1日でも長く自宅で送れるように支えています。入院中に練習した動作を最大限に実用化させ、家屋調査等で検討した環境を効率良く利用しながら生活できるように支援しています。

また周辺地域で在宅生活を送っている人達が安心安全に生活できるように運動の指導、環境設定を行っています。ご本人様の状態やご自宅の構造・ご家族の介護状況などを配慮しながら、ADLだけでなく、IADLや社会参加に向けた支援をPT・OT・STで協力して行っています。

一般病棟‐リハビリ病棟‐訪問リハビリ‐地域包括ケア病棟で連携をとりながら、地域の方々1人1人を病院全体で支えています。

R1.8現在80名程度の利用者さんが登録されています
訪問リハビリのご利用については
こちらから

広報誌『報リハ』

ご利用されている方々の在宅生活を支えるために、ご利用者様とリハビリスタッフ、あるいは病院や地域、それぞれの意見や体験を集め、広報誌という形で伝える取り組みです。

詳細はこちらから
https://www.skmg.jp/seibu-hp/visit-rehabilitation/public-relations/

広報誌『報リハ』をご覧の方はこちらのバナーを選択してください。

認定・資格

回復期セラピストマネジャー
運動器認定理学療法士
3学会合同呼吸療法認定士
骨粗鬆症マネージャー
介護予防推進リーダー
福祉住環境コーディネーター
BHELPインストラクターコース終了
介護支援専門員