睡眠時無呼吸外来
睡眠時無呼吸外来を始めました
毎週月曜日の午前中に睡眠時無呼吸外来を始めました
気になる方はご相談ください
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは
眠り出すと呼吸が止まってしまうため、仮眠や高血圧などを引き起こす病気
睡眠時無呼吸症候群は眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。
これを一晩中繰り返すため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病やメタボリック・シンドロームがひきおこされます。
1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、速やかに治療が必要です。
睡眠時無呼吸症候群は眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。
これを一晩中繰り返すため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病やメタボリック・シンドロームがひきおこされます。
1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、速やかに治療が必要です。
睡眠時無呼吸症候群の主な種類
1. 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA:Obstructive Sleep Apnea)
o 最も一般的なタイプ。
o 気道(のど)が塞がることで呼吸が止まります。
o 肥満、首周りの脂肪、扁桃肥大などが原因になりやすいです。
o 最も一般的なタイプ。
o 気道(のど)が塞がることで呼吸が止まります。
o 肥満、首周りの脂肪、扁桃肥大などが原因になりやすいです。
2. 中枢性睡眠時無呼吸(CSA:Central Sleep Apnea)
o 脳からの呼吸指令が一時的に止まるために起こる
o 心不全や脳の疾患が原因で起こることがあります
3. 混合性(複合性)睡眠時無呼吸
o 上記の両方の要素を持つタイプ
o 脳からの呼吸指令が一時的に止まるために起こる
o 心不全や脳の疾患が原因で起こることがあります
3. 混合性(複合性)睡眠時無呼吸
o 上記の両方の要素を持つタイプ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状は
・大きないびき
・夜中に何度も目が覚める
・日中の強い眠気・居眠り
・頭痛(特に朝)
・集中力低下・記憶力の低下
・夜間頻尿
・起床時の口の渇き
・夜中に何度も目が覚める
・日中の強い眠気・居眠り
・頭痛(特に朝)
・集中力低下・記憶力の低下
・夜間頻尿
・起床時の口の渇き
症状を放っておくと・・・
・高血圧、脳卒中、不整脈・心不全などの心臓病
・糖尿病
・慢性腎臓病
・うつ状態
・交通事故のリスク上昇(日中に眠気による)
・糖尿病
・慢性腎臓病
・うつ状態
・交通事故のリスク上昇(日中に眠気による)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と診断
簡易睡眠検査
呼吸や血中の酸素状態を測定し、睡眠呼吸障害の程度(AHI)を算出します。
AHIが40以上で睡眠時無呼吸症候群の症状が明らかな場合、CPAP療法の対象となります。無呼吸はあってもAHIが40未満の場合、精密検査(PSG検査)が必要となることもあります。
AHIが40以上で睡眠時無呼吸症候群の症状が明らかな場合、CPAP療法の対象となります。無呼吸はあってもAHIが40未満の場合、精密検査(PSG検査)が必要となることもあります。
睡眠ポリグラフ検査(PSG:Polysomnography)
体に複数のセンサーを取り付け、脳波・眼球運動、呼吸、呼吸努力(胸及び腹の動き)、いびき、血中酸素飽和度、脈拍数、オトガイの筋電、体位、体動の10項目の測定をおこない睡眠呼吸障害、睡眠の質について評価をします。
AHIが20以上の場合CPAP療法の対象となります。なお睡眠ポリグラフ検査には1泊入院が必要となります。
AHIが20以上の場合CPAP療法の対象となります。なお睡眠ポリグラフ検査には1泊入院が必要となります。
治療法
CPAP(シーパップ)療法
マスクを介し気道内に陽圧をかけ、気道の閉塞を防ぐことにより、無呼吸を抑制する療法です。
CPAP本体から鼻マスクを介して、あらかじめ設定した陽圧を気道へ送り、気道を常に陽圧に保つことにより、気道の閉塞を防ぐ役割を果たします。重症OSASにおいてCPAP治療群と無治療群を比較した場合、CPAP治療群のほうが有意に予後がよいという報告など、多くの研究によって、中等~重症OSASに対して治療効果が証明されています。
CPAP本体から鼻マスクを介して、あらかじめ設定した陽圧を気道へ送り、気道を常に陽圧に保つことにより、気道の閉塞を防ぐ役割を果たします。重症OSASにおいてCPAP治療群と無治療群を比較した場合、CPAP治療群のほうが有意に予後がよいという報告など、多くの研究によって、中等~重症OSASに対して治療効果が証明されています。
CPAPに期待される効果
CPAPを適用した患者で、無呼吸・低呼吸・いびきの消失、低酸素状態の改善、睡眠の質の向上や日中傾眠が解消されたという報告がされています。
CPAPを適用した患者で、無呼吸・低呼吸・いびきの消失、低酸素状態の改善、睡眠の質の向上や日中傾眠が解消されたという報告がされています。
生活習慣の改善
- 減量
- 禁酒
- 禁煙
- 睡眠姿勢(仰向けを避ける)
- 適切な運動
マウスピース(口腔内装置)
口腔内治療とは、下あごを前方に固定して、呼吸の通路を開くようにするものです。口腔内装置の作成は、健康保険の適用となります。マウスピースによる治療が適当と医師が判断した場合、歯科医院へ紹介させていただき、マウスピースを作成していただくことになります。マウスピースは体への負担が少なく、CPAPと比較し手軽に行える治療ですが、CPAP程の効果が得られない欠点などもあります。マウスピースの効果を判定するため、マウスピース作成後、装置をつけながら再度の無呼吸検査をおこなうことをお勧めしております。
手術
扁桃腺摘出、鼻や喉の形成手術、舌下神経電気刺激療法などの手術治療が行われる場合もあります。
担当医のご紹介
氏名 | 役職 | 資格および所属学会 |
百村 伸一 | 病院長 | 医学博士 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会循環器専門医 日本循環器学会特別会員 日本心臓病学会功労会員 日本心不全学会名誉会員 日本心臓リハビリテーション学会 名誉会員 日本臨床生理学会理事 日本脈管学会特別会員 日本睡眠学会 日本内科学会 他 European Society of Cardiology (FESC) European Society of Heart Failure (正会員) European Society of Preventive Medicine American Heart Association |