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泌尿器科



排尿のお悩み、PSAの異常。前立腺のこと、ご相談ください。

西部総合病院 泌尿器科では、前立腺肥大症による排尿障害から、PSA高値・前立腺がんの精密検査まで、前立腺疾患の診療を行っています。

自治医科大学附属さいたま医療センターと連携した泌尿器科診療

当院の泌尿器科では、自治医科大学附属さいたま医療センターから医師の派遣を受け、同センターおよび地域の医療機関と連携しながら診療を行っています。
それぞれの医療機関の特色を活かし、自治医科大学附属さいたま医療センターではロボット支援手術をはじめとする高度・専門的な治療、さいたま市民医療センターでは地域の急性期泌尿器科診療、西部総合病院では前立腺肥大症に対する手術治療やWAVE治療などを担い、患者さんの病状や治療内容に応じた診療連携を行っています。

西部総合病院では、特に前立腺肥大症に対する低侵襲治療に力を入れており、身体への負担を抑えたWAVE治療(経尿道的水蒸気治療)にも積極的に取り組んでいます。

前立腺肥大症

これらの症状でお困りの方は泌尿器科へご相談ください。

✅ 夜中に何度もトイレに起きる
✅ 尿の勢いが弱くなった
✅ 尿が出るまで時間がかかる
✅ 排尿後もすっきりしない
✅ トイレが近くなった
✅ 急に尿がしたくなり、我慢しにくい

一つでも気になる症状がある方は、泌尿器科へご相談ください

前立腺肥大症とは

前立腺は、男性の膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいる臓器です。加齢などに伴って前立腺が大きくなると尿道が圧迫され、「尿が出にくい」「尿の勢いが弱い」「夜中に何度もトイレに起きる」といった排尿症状が現れることがあります。
治療には薬物療法や手術療法などがあり、症状や前立腺の状態、年齢、基礎疾患などを考慮して治療方法を選択します。
当院では、薬物療法だけでなく、身体への負担を抑えた治療の選択肢として、WAVE治療(経尿道的水蒸気治療)も行っています。

WAVE治療(経尿道的水蒸気前立腺肥大症治療)

前立腺肥大症の患者様へ

当院では、前立腺肥大症に対する低侵襲治療として、「Rezūm(レジューム)システム」を用いたWAVE治療(経尿道的水蒸気治療)を2023年5月から行っています。
WAVE治療は、水蒸気の熱エネルギーを利用して肥大した前立腺組織を徐々に縮小させ、尿道の圧迫を軽減する治療です。
前立腺組織を切除する治療とは異なり、身体への負担を抑えられることが特徴です。

WAVE治療とは

WAVE治療(Water Vapor Energy Therapy:経尿道的水蒸気治療)は、水蒸気の熱を利用して前立腺を退縮させる低侵襲な治療方法です。
平均治療時間は10分未満とされています。

このような方はWAVE治療についてご相談ください

 💊 薬を飲んでいるが症状が改善しない
 👴 年齢や体力の面から身体への負担が心配
 🚻 尿が出にくく、カテーテルを使用している
 💊 血液をサラサラにする薬を服用している


WAVE治療が適しているかどうかは、前立腺の状態や全身状態などを確認したうえで医師が判断します。

当院のWAVE治療実績

※治療件数:2024年6月~2026年7月
クリックをするとグラフは拡大します

WAVE治療の実績
2024年以降 累計160件以上


当院では、前立腺肥大症に対する低侵襲治療としてWAVE治療(経尿道的水蒸気治療)に積極的に取り組んでいます。
2024年以降の治療件数は累計160件以上に達しており、これまでの治療経験を活かして、患者さんの年齢、前立腺の状態、基礎疾患、服用されているお薬などを総合的に評価し、一人ひとりに適した治療方法をご提案しています。

当院での治療成績のまとめ

✅  カテーテル管理が必要な前立腺肥大症患者さんのカテーテル抜去を目的にWAVE治療を行った30例を検討
✅  23例(77%)でカテーテルを抜去
✅  約4人に3人が自力での排尿を再獲得
✅  年齢中央値80歳(67~93歳)の高齢患者さんも対象
✅  重篤な合併症は少なく、安全に治療を実施

高齢の方やカテーテル管理中の方へ

「高齢だから」「カテーテル管理だから」とあきらめる必要はありません。
当院の検討では、多くの高齢患者さんがカテーテルから離脱し、自力で排尿できるようになりました。
まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問(前立腺肥大症)

Q1 WAVE治療はどのような症状の方が対象になりますか?

以下のような症状がある方が対象となる可能性があります。
 ✅  尿の勢いが弱い
 ✅  夜間頻尿がある
 ✅  尿が出始めるまで時間がかかる
 ✅  残尿感がある
 ✅  薬を飲んでも十分な効果が得られない

まずは外来で診察を受けていただき、適応を判断します。

Q2 WAVE治療で前立腺肥大症のお薬をやめることができますか?

WAVE治療によって排尿症状が改善した場合、これまで服用していた前立腺肥大症のお薬を減らしたり、中止できることがあります。
ただし、治療効果や症状の改善には個人差があるため、すべての方がお薬を中止できるわけではありません。また、治療後もしばらくお薬を継続する場合があります。
お薬の減量・中止については、治療後の症状や経過を確認しながら医師が判断します。

Q3 WAVE治療は痛くありませんか?

WAVE治療は前立腺内に水蒸気を注入して行う低侵襲治療で、治療中は麻酔を使用して痛みをできるだけ軽減します。
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの患者さんは強い痛みはなく治療を受けられています。
治療後には一時的に排尿時の違和感や頻尿、尿意切迫感などがみられることがありますが、多くは時間の経過とともに改善します。
ご不安な点がありましたら、診察時に担当医へご相談ください。

Q4 高齢でも受けられますか?

WAVE治療は身体への負担が比較的少ないため、ご高齢の患者さんでも受けられる可能性があります。
ただし、全身状態や合併症などを考慮して判断します。

Q5 血液をサラサラにする薬を飲んでいても治療できますか?

抗凝固薬や抗血小板薬を服用されている方でも治療が可能な場合があります。
服用中のお薬について診察時に必ずお知らせください。

Q6 治療時間はどのくらいですか?

平均治療時間は10分未満とされています。
ただし準備や術後観察の時間は別途必要です。

Q7 入院は必要ですか?

はい。当院では、安全に治療をお受けいただくため、WAVEによる前立腺治療は2泊3日の入院で行っております。
治療前の準備や治療後の経過観察を行い、排尿状態や体調に問題がないことを確認したうえでご退院いただきます。

Q8 治療後どれくらいで効果が出ますか?

治療後すぐに大きな変化を感じる方もいますが、多くの場合は数週間から3か月程度で症状が改善していきます。

Q9 性機能への影響はありますか?

従来の前立腺肥大症手術と比較して、射精機能への影響が少ないことが特徴の一つです。
ただし個人差がありますので、詳しくは診察時にご相談ください。

Q10 TURP(経尿道的前立腺切除術)、HoLEP(ホルミニウムレーザー前立腺核出術)との違いは何ですか?

いずれも前立腺肥大症に対する治療法ですが、治療方法や特徴が異なります。

✅ WAVE治療
水蒸気の熱エネルギーを用いて前立腺を縮小させる治療です。
切除を行わないため身体への負担が比較的少なく、高齢の方や抗凝固薬を服用中の方にも適応となる場合があります。

✅ TURP
電気メスを用いて肥大した前立腺を切除する標準的な手術です。
長年行われている確立した治療法で、高い治療効果が期待できます。

✅ HoLEP
レーザーを用いて肥大した前立腺をくり抜く手術です。
前立腺が大きい症例にも対応でき、出血が比較的少ないことが特徴です。

患者様さんの年齢、前立腺の大きさ、服用中のお薬、症状の程度などによって適した治療法は異なります。
当院では診察・検査結果をもとに最適な治療法をご提案いたします。
項目 WAVE TURP HoLEP
治療方法 水蒸気 電気メス切除 レーザー核出
身体への負担 少ない やや大きめ 比較的少ない
出血 少ない あり 少ない
治療時間 短い やや長い やや長い
射精機能への影響 少ないとされる 影響することがある 影響することがある
高齢者への適応 〇 〇 〇

当院での治療をご希望の方へ

✅ 薬を飲んでいるが改善しない
✅ 身体への負担が少ない治療について知りたい
など、前立腺肥大症でお悩みの方は泌尿器科へご相談ください。

「PSAが高い」と言われた方へ

健康診断などで「PSAが高い」と言われて、不安になっていませんか?

PSA(前立腺特異抗原)は前立腺でつくられる物質で、血液検査で測定することができます。
前立腺がんを発見するための重要な指標の一つですが、PSA値が高いからといって、必ずしも前立腺がんとは限りません。
前立腺肥大症や前立腺炎などでもPSA値が上昇することがあります。

PSA値が高い場合でも、すぐに前立腺生検を行うわけではありません。
PSA値の程度や診察所見、必要に応じてMRIなどの画像検査を行い、前立腺がんの可能性を総合的に評価します。
その結果、前立腺がんが疑われる場合に前立腺生検を検討します。

前立腺生検とは

前立腺生検とは、前立腺の組織を採取して、がん細胞があるかどうかを顕微鏡で調べる検査です。
PSA値や画像検査などから前立腺がんが疑われる場合に行います。
⏱️ 検査時間 検査そのものは通常5~10分程度です
(麻酔を掛け始めてから約1時間程度)
💉 麻酔 多くは腰椎麻酔を行って検査します
🙂 痛み 麻酔を使用し、できるだけ痛みに配慮して検査を行います
🏥 入院 当院では2泊3日で行っています
📋 結果説明 病理検査の結果は約2週間後にご説明します

よくある質問(前立腺生検)

Q1  検査は痛いですか?

局所麻酔を使用して検査を行いますので、多くの方は我慢できる程度の痛みです。
個人差はありますが、検査中に圧迫感や軽い痛みを感じることがあります。

Q2  高齢でも検査は受けられますか?

高齢の方でも検査を受けることは可能です。
年齢だけで判断するのではなく、お身体の状態や持病などを総合的に考慮して検査の適応を判断しています。

Q3  検査後に血尿や血便は出ますか?

検査後に血尿や血便がみられることがあります。
多くは一時的なもので、数日から数週間で自然に改善します。

Q4  抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいますが検査は受けられますか?

服用されている薬の種類によって対応が異なります。
自己判断で中止せず、必ず事前にご相談ください。

Q5  MRIを受けているのに生検は必要ですか?

MRIは非常に有用な検査ですが、MRIだけでは前立腺がんを確定診断することはできません。
がんの有無を最終的に診断するためには、生検による組織検査が必要となります。

担当医のご紹介

氏名 役職 専門 資格
本田幹彦 名誉泌尿器科部長 泌尿器科 日本泌尿器科学会認定 専門医 指導医
日本腎臓学会認定 専門医 指導医
日本抗加齢医学会認定 専門医
日本医師会認定産業医
医学博士
嘉指公輔 泌尿器科 日本泌尿器科学会認定専門医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
 泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
 泌尿器ロボット支援手術プロクター(膀胱・前立腺領域)